2012年7月4日水曜日

日本食文化考察シリーズ第三弾 ”日本ワインをもっと楽しもう”始まりました!

本講座では、4回に分けて日本のワイナリーを一か所づつ取り上げます。

 初回は、6月30日に山梨県の中央葡萄酒です。
 レクチャーゲストは社長の三澤茂計さんです。
 三澤さんは、日本ワインを牽引しているキーパーソンのお一人で多忙の中、当日、山梨からいらしていただきました。

 レクチャーでは、ワイナリーの特徴や使用している甲州という葡萄の品種のこと等をお話ししていただきました。
 新しい葡萄の木づくりに挑戦していらっしゃるのですが、木が落ち着いて、評価するに値するようになるのは、娘の代では、まだ不可能で、孫の代でやっと叶うだろうというお話でした。良いものを作るのには時間がかかるのですね、非常にスケールの大きいお話です。


 40分のレクチャーの後、6種類のワインをテイスティングをしながら、ワイン個別の個性のお話や参加者の質問にお答えを頂きました。

試飲したワインは以下になります。
白)グレイス甲州、グレイス 茅ヶ岳、グレイス樽甲州(2本)セレナ エステートシャルドネ
赤)セレナ エステート メルロ
ロゼ)グレイス ロゼ

  ワインに合わせてみる食事はフードコンサルタントの久保田さんが、悩みぬいたあげくに確定させました。調理も久保田さんが陣頭指揮をとって行いました。

そのメニューは以下になります。

マグロの霜降りヅケ/鯛の昆布〆/鯵の酢〆/イカの塩・レモン
冷や奴の柚子胡椒ソース(鶏ささ身の酒煎りと三つ葉添え)
大根の梅・塩昆布ソース/出汁巻き卵/冷やしおでん/うざく/枝豆と新生姜のかき揚げ
肉じゃが/豚の肩ロースト角煮/ちらし寿司


 参加者は、ワインと提供された料理が本当に合うのかを多くの組み合わせで試していました。「このワインは、この食べ物に合う!」等同じテーブルになった方と楽しそうに話す姿がみうけられました。

試食の時間に三澤さんが各テーブルに座って参加者とお話しをして下さり、アンケートには三澤さんのワインに懸ける情熱に感銘を受けったという声が数多くありました。


                     
                       (左端が三澤さんです)

参加者の皆さんは日本ワインを久しぶりに飲む方、初めて飲む方等馴染みがあまりない方も多くいましたが、日本ワインのおいしさ、そして日本の食事と合うのだということを体感してくれたようです。

二回目は7月7日で岩の原葡萄園を取り上げます。レクチャーゲストは社長の坂田敏さんです。
(by t)

0 件のコメント:

コメントを投稿