2月26日(日)に日本食文化考察シリーズ第二弾「日本酒から東北食文化を再発見!!」
最終回の岩手編を開催しました。
今回のレクチャーゲストは大槌町の赤武酒造株式会社 代表取締役 古舘秀峰さんです。
食材のアドバイスやゲストの交通費、参加者へのお土産で支援していただいた岩手県東京事務所
企業立地観光部 佐藤桂祐さんにも参加していただけました。
東北大震災で大きな被害に遭い赤武酒造の工場も流され、社長ご家族も着の身着のまま避難された。家財を失い、工場を失い、多くの知人、親戚を失い、将来の夢までも失い、震災後2ヶ月は何をする気も起こらず、下ばかり向いていた話。
仲間やお客様の叱咤激励の声に押され、また、大槌の酒を作り、大槌町に笑顔を取り戻そうと思い、今年奇跡の出荷を実現できました。
「私は話が苦手です、緊張します」と仰っていましたが、古館さんの心から出る一言一言、また、大槌町の方が出演している復興への決意が伝わる映像には多くの参加者が涙を流していました。
試食、試飲に移ると古館さんの人柄が伝わったのか、会の雰囲気はとても和やかなものになりました。
今回の試飲、試食は以下の通り。
試飲
①浜娘 純米搾りたて生
②浜娘 純米生貯蔵
③浜娘 純米
④浜娘 本醸造
⑤リカースイーツいわて山ぶどう
⑥リカースイーツミルキーヨーグルト
郷土料理
サンド白菜松前漬風/だいこんのゆず漬け/まめっこ漬け/みの虫南蛮/岩豆腐
鮭の味噌漬け焼き/タラ焼き/さしみワカメ
さんまの水煮/短角牛ステーキ/海宝漬け/ひっつみ
シャケの中骨かりんとう/ゆべし
海宝漬けは、非常に高価なものなのですが、製造元の中村屋さんが会の趣旨に賛同していただき無料提供してもらうことができました。
今回のレクチャーゲストの他にSAVE IWATE東京支部の学生たちがボランティアで進行を手伝ってくれました。全員盛岡出身で、震災復興支援の活動をしています。
東北の回はこれで終了です。ご協力していただいた皆様、参加していただいた皆様ありがとうございました。
料理、お酒はまさしく地域独特の文化、味わいながら地域がみえてきます!
さて、次回のこのシリーズは、「ワインと地域の素敵な関係(仮)」というタイトルで日本のワインを取り上げて開催する予定です。
詳細が決まり次第当サイトでお知らせいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿