日本における琵琶の始まりは中国から伝来した雅楽琵琶で、奈良時代のことだそうです。よく知られている琵琶法師は鎌倉時代に誕生し、この頃にあの「平家物語」が大流行したそうです。
その後、時代の流れに合わせて少しずつ変化していて、水島さんが演奏している鶴田流琵琶は、本来4弦の琵琶を5弦に工夫しているとのこと。こうした動きがあった大正・昭和の頃にも琵琶の一大ブームがあり、その当時琵琶のアイドル的存在の人もいたそうです!
↑左:後藤幸浩さん、右:水島結子さん
講義のあとはお二人による生の演奏を聞かせていただきました。お二人は普段、琵琶デュオを組んでライブなどを行われているそうで、声質も流派も違う奏者が組むことは滅多にないそうです。
後藤さんは正伝薩摩琵琶の最後の名人で、本日は「那須与一」を深みのある声と琵琶で演奏してくれました。水島さんは平家物語の「壇ノ浦」を臨場感あふれる演奏してくれました。
最後に、今はなかなか親しんでもらえる若者がいないけれど、現代における邦楽の面白さを広めていきたいと語っていただきました。
ちなみに9月11日には上野の森美術館で琵琶と様々な楽器がコラボしたコンサートを行うそうです。興味のある方は是非行かれてみてはいかがでしょうか? (By A)
水島結子ホームページ:http://www.biwa-mizushimayuiko.com/news/
後藤幸浩ホームページ:http://www.tanibito.com/goto.htm
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