2011年9月13日火曜日

焼酎をめぐるおいしい旅 ~沖縄編~ 開催

焼酎をめぐるおいしい旅、全3回の締めくくりとして沖縄編を9月11日に開催しました。

今回のレクチャーゲストは沖縄県酒造組合連合会の大城勝雄さんです。
大城さんは、本講座に参加するために当日の朝に沖縄を出てみらい館大明まで来ていただきました。天候が良かったので無事予定時間に到着でひと安心でした。

レクチャーは、泡盛の歴史、製法、材料について等琉球泡盛について広い範囲のお話しでした。
泡盛は原材料は米というのは参加者も知っている方が多いようでしたが、タイ米というのは意外だったようです。

また、3年以上長期熟成した泡盛は古酒といい、戦前までは30年、50年まではざらにあり、100年、200年という古酒もあったということです。残念ながら戦争により、それらがなくなり、現在、首里に130年物、80年物が現存するのみだそうです。
大城さんもさすがに飲んだことはないということです。いったいどんな味がするのでしょうか。。。


中央が大城さんです。

レクチャーの後は、泡盛の飲み比べをしました。
一般的な泡盛、古酒、樽醸造の3種類です。古酒はアルコール度数が43度、きついです。
しかし、参加者の中には古酒を初めて飲む方がいたにもかかわらず、「確かにきついが度数の高いお酒特有のむせる感じはしなくておいしい」と好意的でした。
3種類をじっくり味わって比較をしました。


試飲の次は試食です。
泡盛と合わせる今回のおつまみは以下です。
第一弾は島らっきょ、豆腐よう、ジーマミー豆腐、ミミガー等。ジーマミー豆腐にはスクガラス(アイゴの稚魚の「スク」を塩漬けにした保存食)のせてあります。
どれも、泡盛の味を引き立てるものばかりです。



おつまみ第二弾を出す前に沖縄の方言クイズを実施。
ハイサーやメンソーレ等は有名ですが、以下はわかりますか?
1 マーサン
2 ニフェーデービル
3 アキサミヨー 

正解者には琉球ガラスのグラス等をプレゼントしました。
正解は一番下に記載します。

おつまみ第二弾、沖縄料理といえばチャンプルです。
ふチャンプルとゴーヤチャンプルを用意しました。

そして、今回のサプライズメニューは。。。
泡盛の原材料はタイ米、それならばタイカレーがマッチするのではと考えタイカレーを用意。
皆さん意外という様子でしたが、食べてみるとマッチしたようです。
ごはんも食べたいという声もでてきました。その気持ちで泡盛を飲んで下さい。。。

泡盛をいろいろな飲み方で提供しました、水割りがいいという方、ロックの方。自分の好みの飲み方で飲むというのが正解です。焼酎、泡盛は自分に合わせた飲み方で飲めるのが本当に楽しいです。最後は沖縄そばで〆ました。

今回、沖縄県酒造組合連合のお酒提供とレクチャー講師の派遣、銀座わしたショップには忙しいところ食材を選択するのは長時間お付き合いいただきました。ご協力本当にありがとうございました。

本講座は今回が最終回です。
全3回出席された方、1回のみの参加した方、それぞれ、焼酎についての知識を深め、またそこから産地の地域を少し深く知ることができたという感想をいただけました。
これを機会に、もっと焼酎の楽しみ方を広げてくれることだと思います。
参加した方、ご協力いただいた方本当にありがとうございました。
次回 日本食文化考察シリーズ第二弾は 日本酒をテーマに24年2月の開催を予定しています。お楽しみに!


方言クイズの回答
1 おいしい
2 ありがとう
3 おやまあ!orオーマイゴット!

大城さんいわく、地域や年代で異なるということです。

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