講座の最初は「焼酎を巡るおいしい旅 球磨焼酎編」と題したレクチャーです。
ゲスト講師は、 熊本県東京事務所くまもとセールス課の犬童博之さんです。
ブログを読んでいる皆さん、講師の名字を読めますか?“いんどう”と読むそうです。珍しい名前ですね。確か若手の映画監督にも同じ名字の方がいます。その方も熊本県出身なのでしょう。
犬童さんは、今回の講座は熊本県の中でも球磨焼酎の産地で県南部に位置する人吉・球磨地方に焦点をあてると説明。この地方の文化的特有さは鎌倉時代から江戸時代まで約670年続いた相良氏の治政によるものが大きいということ。これだけ長い期間にわたり同じ大名の治政が続いたのは非常に珍しく、他には、鹿児島の島津氏くらいだそうです。
球磨焼酎とは、米のみを原料とし人吉球球磨の地下水で仕込んだもろみを人吉球磨で蒸留し、びんに詰めたものをいい、減圧蒸留酒、常圧蒸留酒、樽熟成酒の3種類に分かれます。 飲み方は、ストレート、お湯割りetc 様々な飲み方で楽しめます。変わりどころとしては、燗ザロック、燗をした焼酎を氷に注ぐ飲み方。燗の甘みがひきたち清涼感も楽しめます。クールショット。これは焼酎を瓶ごと冷凍庫で冷やしておきカクテルグラスに注くとその瞬間にシャーベット状になるという飲み方です。
文化、種類、飲み方の説明の後はいよいよ試飲です。
まずは、3種類のみ飲み比べてみました。いろいろと好み、意見が分かれるところです。「樽熟成酒はウイスキーにも負けない位に深い香りを楽しめ非常に面白いという」感想もでました。
試飲の後は、産品の食べ物を試食しながら、自分のお好みの飲み方で球磨焼酎を楽しみました。食べ物は、からしレンコン、馬刺し、うるか、塩辛、山うに豆腐(豆腐の味噌漬け)等です。食べ物は、非常に評判が良く、馬刺しは熊本で食べたものより美味しいという参加もいました。それもそのはず、ほとんどの食材は銀座熊本館で購入したのですから。。。
山うに豆腐は初めて食べる方も多く、酒の肴に非常に良いということです。米からできている関係か、日本酒と合う食材は球磨焼酎とも合いそうです。
最後にアベックラーメンという面白い棒ラーメンで〆ました。熊本では多く食べられているそうですが、スープが意外で、とんこつ味ではなく塩味です。塩味の割には濃厚でとてもおいしかったです。
参加の皆さんが試飲している間に様々な質問に答えて下さった犬童さん。ありがとうございました。とても楽しく、そしてためになる講座になりました。(by t)
珍しい飲み方クールショットに挑戦。冷凍する温度管理が難しいせいか瞬間にシャーベット状にはなりませんでした。でも冷たくてとろりとしておいしい。ワイングラスでいただくと見た目にも美味しそう。
お椀の中身がアベックラーメン
参加者にお土産でソラギュウという酒器をプレゼント
立てられないおちょこ!?注がれたら飲み干さないといけません。
語源は「そーら ぎゅーっと飲め」です。
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